突然ですが、あなたは人生で「もう終わりだ」と
思うような経験をしたことはありますか?
メンターリング・アソシエイツ代表川口菜旺子は、父から会社を継いだ直後、
想像を絶する現実と向き合うことになりました。
このストーリーは、「人生終わった」と感じている人の参考になるかも知れません。
川口の「人生終わった」からの起死回生は、
強靭なメンタルで出来たというよりは、その時その時の「捉え方」から次第にできて行ったものと言えます。
参考にしていただけましたら、とても嬉しいです。
2006年6月、川口の父が食道がんで他界し、
当時創業79年の株式会社シュウ・カワグチの経営を継承することになりました。
しかし、経理担当者の突然の失踪により、
会社の実態が全く把握できない状況に。
そして次々と明らかになる衝撃的な事実。
自社ビルのローンが6億円残っていただけでなく、
団体信用保険の支払いも止められていました。
本来なら父の死亡時に保険でカバーされるはずだった債務が、
そのまま残ってしまったのです。
さらにその後、徐々に簿外債務が明らかになり、
最終的に総額12億円もの負債が発覚しました。
毎日が暗闇の中を歩くような日々。
「なぜ、こんなことに...」
「どうすれば良いのだろう」
中小企業の経営者として感じた孤独は、
想像以上でした。
専門家に相談したくても、そのための資金すらない。
毎日、債権者からの電話に追われ、
返済が滞れば厳しい取り立ての声を聞かされる。
祖父から父へ、そして私へと受け継がれてきた会社を、
このまま潰すわけにはいかない。
どんなに必死に考えても、答えが見つからない。
しかし、そんな時、私に声をかけてくれる人が現れました。
コーチングの始祖であり、国際的指導者として知られる
ルー・タイス氏です。
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彼から学んだのは、どんな困難な状況でも、
モノゴトの捉え方は自分でコントロールできるということ。
そして、最も大切なのは、
困難な状況下でも自分の心をどう保つかということ。
この学びとともに、私を支え続けてくれたのは家族でした。
夫と2人の息子たちは、
どんな時も私の決断を信じ、支えてくれました。
真夜中まで会社の資料と向き合う私に、
息子たちがそっとお茶を入れてくれたこともありました。
時には涙が止まらない私の横で、
ただ黙って座っていてくれた夫の存在。
家族の無条件の支えがあったからこそ、
私は前を向き続けることができたのだと思います。
この学びと家族の支えが、
その後の私の人生を大きく変えることになりました。
去る10月9日、私は140名のお客様をお招きして
「社長の卒業式」を行い、会社を息子に承継しました。
12億円の負債を抱えた暗闇の日々から
ここまでの道のりには、数えきれないほどの学びがありました。
その中で最も大きな気づきは
強靭なメンタルによって得られたというよりは、その時その時の「捉え方」から次第に得られて行ったものと言えます。
「人は誰しも、想像以上の可能性を持っている」
その可能性を引き出すために最も重要なのは、
外側ではなく内側の変化だということです。
この経験から得た学びを、
お伝えしていきたいと思います。
次回は、12億円の負債を私がどのように捉えて、
行動を変えていったのかをお話しさせていただきます。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。